写真の編集、保険関係の書類作成、このブログの記事制作。私も普段からパソコンをよく使います。鍼灸師ですが、画面と無縁の暮らしではありません。
例えば、2時間ほど作業して「ちょっと休憩しようかな」。ところが、その手でスマホを取り出して、動画やSNSを見ていませんか?
身体は休憩時間に入ったのに、目だけは残業中です。笑
そんな日に、首の後ろにある風池(ふうち/GB20)を覚えておくと、身体へ目を向けるきっかけになります。
目と首肩、休めていますか?
画面を見続けた日の目の疲れや乾燥、かすみ、頭痛。近くを見続けることや、まばたきの減少、まぶしさ・反射、休憩不足などが関係します。
同じ姿勢や、頭を前へ出す見方は、首肩の不快感にも関わります。目と首肩の不調が重なることはありますが、原因は一つとは限りません。
風池は、後頭部の骨の下
風池は「足少陽胆経」に属するツボ。首の後ろ、後頭部の骨の下を中央から少し外側へたどった、左右のくぼみが目安です。
WHOの標準位置では、胸鎖乳突筋と僧帽筋という二つの筋肉の間。髪の生え際あたりですが、生え際だけで決めず、骨の下のくぼみを探します。
私も施術でよく使います。首肩のこり、頭部の不快感、眼精疲労、めまいなどを考えるときに思い浮かび、風邪のひき始めのような状態にも使うことがあります。
これは私の施術経験・東洋医学的な使い方です。鍼治療と家庭での指圧は別で、押せばこれらが治る、という話ではありません。
首は自然な位置で、軽く押す
椅子などに安定して座り、首は自然な位置に。両手の親指の腹をくぼみにそっと当て、痛みのない、心地よい軽い圧で数秒押して、離す。数回で十分です。
首には大切な血管や神経があります。強く押し込まず、前側や側面は圧迫しないこと。頭を無理に反らしたり、ひねったりしないでください。
めまい、吐き気、しびれ、痛みが出たら中止を。首にケガや病気がある場合は無理に行わず、鍼や器具で深く刺激することも避けてください。
ツボを押したら、目にも休憩を
スマホへ戻る前に、少し遠くを眺めたり、まばたきを意識したり。目のまわりのセルフケアは、攅竹の記事でも紹介しています。
突然の激しい頭痛、麻痺、ろれつが回らない、強いめまいや歩行困難、急な視覚異常がある場合は、押さずに救急へ相談を。不調が続く場合も医療機関で確認してください。
便利な機器だからこそ、気づけば長く使っているんですよね。
「今日はずいぶん画面を見たな」という日は、パソコンを閉じて、風池を軽く押して、遠くを眺める。せっかくの休憩ですから、目にも休憩時間をあげてくださいね。
毎日に、ちょっと東洋医学。


コメント