私は、ダイエットと健康維持を目的にジョギングをしています。
食事にも、ある程度は気をつけています。
「ある程度」というところは、どうか大切に読んでください。笑
身体を動かすこと。
食べるものを考えること。
ちゃんと眠ること。
どれも大事ですし、健康のために何かを続けようとすること自体は、とても良いことだと思います。
ただ最近、自分に対しても思うんです。
身体にいいこと、ちょっと頑張りすぎてない?
今日は、そんな鍼灸師のひとりごとです。
「走りたい」が「走らなきゃ」になるとき
走ることが楽しくなってくると、
「今日も走りたいな」
と思うようになります。
そこまでは、いいんです。
でも気づくと、
「今日も走らなきゃ」
に変わっていることがあります。
同じような言葉なのに、ちょっと重さが違いますよね。
身体が重い日もある。
仕事で疲れている日もある。
そんな日まで無理をしたり、睡眠時間を削ってまで走ったりするのは、何か違うなと感じています。
健康のために始めたのに、健康のために必要な時間を削っている。
それでは、身体も少し困ってしまいそうです。
「今日の運動を終わらせること」が目的になって、肝心の今日の身体を置いていかないようにしたいんですよね。
数日走れなかったあと、むしろ調子が良かった
以前、悪天候などで数日思うように走れなかったことがありました。
ところが、そのあと走ってみると、むしろペースや脈拍の状態が良かったことがあるんです。
もちろん、休んだことだけが理由だったかは分かりません。
天候や、その日の体調なども関係するでしょうし、「何日休めば速くなる」という話でもありません。
でも、その経験から、
休むことも、続けるための一部なんだな。
と感じました。
走る日だけが、ジョギングを続けている日ではない。
休む日も含めて、長く身体を動かしていくための時間なんだと思います。
この話は、以前の「疲れている日に『何かする』より、休んだ方がいいこともある」でも少し触れました。
今回はそこに、もう一つ。
身体だけでなく、気持ちの方も休ませてあげたいという話を足したいんです。
健康のために我慢して、夜中にペヤング大盛り
食事や運動をストイックにやりすぎると、身体より先に、心の方が疲れることがあります。
少なくとも、私はあります。
食事に気をつける。
運動も頑張る。
それ自体はいいのに、「ちゃんとしなきゃ」が続くと、だんだん窮屈になってくる。
そして反動で、夜中にペヤング大盛りを食べてしまうこともあります。
健康のために我慢しすぎて、夜中にペヤング大盛り。
それでは本末転倒です。笑
ただ、これはペヤングを悪者にしたい話ではありません。
食べた自分をさらに責めても、今度は反省会で疲れてしまいます。
見直したいのは、一回の食事よりも、そこまで我慢を重ねてしまうやり方です。
「もっと意志を強くしよう」より、
「もう少し無理のないやり方にできないかな」
と考える方が、私には必要なのかもしれません。
東洋医学は「何を足すか」の前に、今の身体を見る
健康情報を見ていると、やることはどんどん増えます。
これを食べる。
あの運動をする。
寝る前にはストレッチ。
朝は早起き。
全部取り入れたら、健康のための予定で一日が埋まりそうです。笑
でも、東洋医学では、その人の今の状態を見ながら、何が必要かを考えます。
最近、眠れているか。
食欲はどうか。
便通はいつもと違わないか。
動きすぎていないか。
逆に、ずっと座りっぱなしではないか。
気持ちまで張りつめていないか。
以前の「なんとなく疲れる。東洋医学では身体のどこを見る?」で書いたように、「疲れた」という言葉の周りにも、身体を知るヒントがあります。
運動が足りないのか。
休息が足りないのか。
そもそも、予定を詰め込みすぎているのか。
そこを見ないまま、良さそうなものを足し続けても、今の自分に合うとは限りません。
「何をすれば健康になる?」の前に、「今の自分はどうなんだろう?」。
私は、この順番を大切にしたいと思っています。
「ちょうどいい」は、昨日と同じとは限らない
東洋医学の話でよく出てくる「過不足」。
難しく聞こえますが、やりすぎも、足りなさも見てみよう、ということです。
だから、今回も「とにかく休めばいい」と言いたいわけではありません。
元気で、無理なく動ける日は身体を動かす。
疲れが強い日は休む。
走るほどの余裕はないけれど、軽く歩くくらいなら気持ちよさそうな日もある。
その日の状態に合わせて、量や過ごし方を変えていいんです。
昨日走れた距離が、今日のノルマになる必要はありません。
食事も同じで、気をつけることと、我慢を積み上げることは、少し違う気がします。
その人にとって、その日にとっての「ちょうどいい」。
それは毎日、少しずつ変わっていいものだと思います。
なお、強い疲れや痛み、長引く不調は、「頑張りすぎただけ」と決めつけないことも大切です。休んでも改善しない、日常生活に支障がある場合などは、医療機関に相談してください。
毎日100点より、長く続けられること
健康のための習慣なのに、毎日合格か不合格かをつけていたら、なかなか気が休まりません。
運動できたから合格。
予定どおり食べられなかったから不合格。
休んだので減点。
……自分に対する採点、ちょっと厳しすぎませんか。笑
調子が良い日には、できる範囲で楽しむ。
忙しい日は、短くする。
疲れている日は、お休みにする。
また動ける日に、戻ってくればいい。
続けられないほど頑張る健康法より、暮らしの中で無理なく続けられる習慣を大切にしたいです。
そして、「続ける」を「一日も休まない」と同じ意味にしなくてもいいと思います。
「今日は運動しなかった=失敗」ではなく、「今日は休むことを選んだ」。
そんなふうに言い換える余白があってもいいんじゃないでしょうか。
健康になるために、健康に疲れない
運動も、食事も、睡眠も、大切です。
頑張ることが楽しい日や、少し挑戦したい日があってもいい。
ただ、その頑張り方で身体がしんどくなったり、心が窮屈になったりしているなら、一度見直してみる。
健康法を増やす前に、今日の自分を見る。
やることを一つ減らす。
休む時間を取る。
そういう選択も、日々の暮らしで身体をいたわる「養生」の一つだと思います。
健康になるために、健康に疲れない。
これは読んでくださっている方への話でもあり、ジョギングとペヤングの間で揺れている自分への話でもあります。笑
毎日100点を取るより、これからも付き合っていく自分の身体を、少し気にかける。
それくらいの距離感で、長く続けていけたらいいなと思っています。
毎日に、ちょっと東洋医学。
そして時々、鍼灸師のひとりごと。


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