季節の変わり目に体調を崩しやすいのはなぜ?

からだのサイン

同じ場所に住んでいても、春夏秋冬で違う景色が楽しめる。旬の食材が変わって、空気の温度や匂いも変わる。

日本で暮らしていると当たり前に感じますが、これって、実はすごく得している気がしませんか?

もちろん、四季があるのは日本だけではありません。それでも私は、この移り変わりがけっこう好きです。

ただ、楽しみな変化が、身体には少し負担になることもあります。

春秋はバイク、夏は海、冬は雪山

以前の私は、季節ごとに遊び方を変えていました。

春と秋は、バイクにまたがってツーリング。夏はスキューバダイビング。冬はスノーボード。

おかげで日本各地を巡り、ご当地グルメもかなり楽しんできました。景色だけでなく、食べる方もちゃんと楽しんでいます。笑

今は子育てや仕事もあって、以前のように時間を使うのは難しくなりました。

それでも、次の季節には次の楽しみがある。私は、季節の変わり目が楽しみなタイプの人間です。笑

一方で、「この時期はどうも調子が上がらない」という人もいますよね。

季節が変わると、身体を取り巻く条件も変わる

季節の変わり目には、気温、昼夜の寒暖差、湿度、日照時間などが変わります。睡眠や生活リズムが変わることもあります。

身体には、体温を一定の範囲に保とうとする仕組みがあります。

暑ければ汗をかいたり、皮膚を流れる血液を増やして熱を逃がしたり。寒ければ、皮膚の血管を縮めて熱を逃がしにくくしたりします。

私たちが「上着、持ってくればよかったな」と思っている間にも、身体は調節しているんですね。

また、明るさや暗さは体内時計に関わり、眠る・起きるリズムにも影響します。季節によって、花粉や感染症など、体調に関係する条件も違います。

つまり、不調の理由は一つとは限りません。「寒暖差で自律神経が乱れるから」と、全部をまとめるのも少し大ざっぱです。

「雨の日に身体が重いのは、気のせい?」でも触れましたが、天候の変化をどう感じるかには個人差があります。

好きな季節にも、身体の個性がある?

「夏が好き!」「冬の方が元気」「やっぱり春と秋でしょう」。好きな季節も、人それぞれです。

暑さを比較的苦にしない人もいれば、寒い季節でも元気に活動できる人もいる。環境への身体の反応にも、違いがあるのだと思います。

好きな季節の違いにも、そんな身体の個性が少し関係しているのかもしれません。

ただ、これは私の考察です。趣味や思い出、住まいや仕事、服装でも好みは変わります。夏が好きだから、この体質。そこまで簡単には決められません。

東洋医学には「寒熱」という見方もある

東洋医学では、身体の状態を考えるときに「寒(かん)」と「熱(ねつ)」という見方を使います。

外が寒いか暑いかだけでなく、身体に現れる冷えや熱の性質を、ほかの症状と合わせて考えるための伝統的な概念です。

だから「暑がりなら熱証」「寒がりなら寒証」と、一つの特徴で判断するものではありません。

「冷え性って全部同じ?冷える場所で身体の見方が変わる」で書いたように、冷える場所や時間、食欲や眠りなども一緒に見ます。

身体と環境の関係を考える入口にはなりますが、現代医学の体温調節と同じ仕組みを指す言葉ではありません。

今日は「東洋医学には、寒熱という見方もある」まで。この話は、また別の記事で。

季節を楽しむために、暮らしを少し調整する

季節ごとに遊び方を変えるように、身体との付き合い方も少し変えてよいと思います。

暑い日はこまめに水分をとり、無理な暑さを避ける。寒い日は衣服や室温を調整する。寒暖差が大きければ、上着を一枚用意する。

睡眠や食事のリズムも大切にしながら、今の気候に合う過ごし方を探す。東洋医学の養生にもつながる、身近な工夫です。

ただし、強い症状や長引く不調は「季節のせい」で済ませず、医療機関で確認してください。

春のツーリング、夏の海、秋の景色、冬の雪山。私にとっては楽しみな変化も、誰かの身体には負担になることがあります。

「どの季節が正解か」より、「自分はどんな気候で調子がいいのか」。

季節を楽しむためにも、まずはその季節の自分の身体を知るところから。

毎日に、ちょっと東洋医学。

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